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更新日時 2013年12月16日 (月) 18時57分08秒ページを編集 ヴァルキリーウイング アイテム名 素材 習得ランク 備考 ヴァルキリーウイング ゴッドカシミア(1) 神鳥の羽毛(1) 水晶のウロコ(1) ゴッド 裁縫・小物 プレイヤーLv 80 女性専 防御 15 魔法防御 15 うん+6 追加可能な素材と効果 素材名 N品 N品と神玉 +品 +品と神玉 炎水土風のマナ 虹のマナ 魔防精錬の石 防御精錬の石 りんごアップリケ 運 +1 ようせいアップリケ 賢さ +1 へいしアップリケ 丈夫さ +1 ゆうしゃアップリケ 集中 +1 おひめさまアップリケ SP回復速度 UP かいぞくアップリケ 器用さ +1 ドラゴンアップリケ 力 +1 おうかんアップリケ HP +10 かみさまアップリケ GM時間 UP ↑ クルトラのブラウスでの物。後々確認後訂正していきます ↑ 神玉ランダムで付いた効果の報告 名前 神玉ランダムで付いた効果 攻撃力+20でました。 アルバムに載せます。 うらら -- SB7V-ELNP (2013-12-16 18 57 08) 力(+2,+4,+6)、丈夫さ(+2,+4,+6)、賢さ(+2,+6)、集中(+2,+6)、器用さ(+2,+6)、運(+2,+6)、 すべての能力(+3,+5)、最大HP(+10,+20)、攻撃力(+5,+10,+15)、防御力(+10)、魔法防御力(+10,+15)、 クリティカル率(UP,大UP,特大UP,)、ゴッドモード時間UP、しんらいど上昇率UP -- ぽてきん (2013-10-24 18 07 12) 上へ
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演習地の一角に止まった高機動車から降りたのは二宮だ。 「ご苦労」 「本当に、すぐ間近までお運びしますが?」 運転手を努める上等兵が不思議そうな顔で言った。 「いや。それには及ばない」 二宮は軍人らしい仏頂面で言った。 「実騎演習で舞い上がるヒヨコ共を背後から襲ってみたいだけだ」 「ああ……成る程?」 上等兵がいかめしい顔を歪ませて笑う。 「そういうことでしたか」 「そういうことだ」 人の悪い笑みを浮かべ、二宮は歩き出した。 林を抜けた二宮は、目の前の光景に軽い頭痛を覚えた。 「すっぉごい!」 「ね!?私の戦闘装備、似合ってる!?」 「うん!カッコいい!」 そんな黄色い声を張り上げるのは、二宮が指導を担当する候補生の面々だ。 遠目に見ながら、二宮は一人一人を確かめた。 泉美奈代(いずみ・みなよ) 分隊長。 冷徹で完璧主義的な性格。 非常に面倒見が良く、周囲への思いやりもある、分隊の中では母親的存在。 父は元メサイア乗り。 早瀬さつき(はやせ・さつき) 豪快な性格の持ち主で負けず嫌い。分隊内の実行隊長的存在。 柏美晴(かしわ・みはる) 冷静で割り切っていながら、人なつっこい性格の持ち主。 宗像理沙(むなかた・りさ) 部隊内で最も視野が広く、的確な判断が下せる、分隊の知恵袋的存在。 神城一葉(かみしろ・かずは) 神城双葉(かみしろ・ふたば) 神城光葉(かみしろ・みつは) 三姉妹。 分隊内では宗像と肩を並べるお祭り騒ぎの元凶とされる。 都築真(つづき・しん) 分隊では貴重なオトコ。 山崎大輔(やまざき・だいすけ) 身長2メートル近い大男。 外見だけなら最も騎士らしいが、適正では操縦者と管理者(コントローラー)双方で高い適正値を持っているため、どちらに配属するか、実は未だにはっきりしていない。 巨体に似合わず、心根は優しく思いやりにあふれる性格のため、分隊の女性達からは意外な人気を集めているという。 別名「フラちゃん」 そして…… 二宮はじっと目を凝らした。 そこに映るのは、ただぼんやりとメサイアを見つめる少女。 風間祷子(かざま・とうこ) 採用されれば、近衛史上でもトップクラスに入る適正値の持ち主。 だが――― 二宮はそこにひっかかる。 適正は確かに高い。 パラッ 二宮は手にしたファイルを開く。 開かれたのは彼女に関するデータ。 その最後に、こう書かれていた。 『実騎訓練に際しては、当該候補生のみ、開発局が指示する騎を常に使用すること。なお、その訓練の過程における、人的・物的損害は全て不問とする』 「……」 二宮は訓練生のために用意されたメサイアを見上げた。 雛鎧(すうがい) 征龍を訓練生向けに改装したトレーナー騎。 普通より大きくとられたコクピット部とメサイアコントローラールームは、それぞれ副座式である証拠。 つまり、普通のメサイアは2人乗りなのに対して、この騎は4人乗りだ。 不慣れな訓練生がどんなバカをやらかしても破損しないよう、軟式追加装甲を取り付けられたその姿は、お世辞にもカッコイイとは言い難い。 かつて世界に鳴り響いた栄光あるかつての愛騎、征龍のなれの果てと思うと、二宮は何だか泣きたくすらなった。 「整列!」 泉の号令に我に返った二宮は、緊張した面もちで自分に敬礼する生徒達に、バツの悪い思いで答礼した。 「ご苦労」 二宮は近づきながらもう一度だけ、全員の顔を見た。 二宮の任務。 それは、生徒達の実騎演習の総指揮を執ること。 何度も経験しただけに、その手際は見事なものだ。 「訓練騎はそれぞれ1騎ずつ割り当てられ、コントロールには教官が一人、実戦部隊から回してもらったコントローラーがつく」 騎体のそばに待機している一団を指さすと、生徒達がそちらに向き直り、 「敬礼っ!」 一糸乱れぬ敬礼をする。 訓練開始から半年近く。 よく育っている。 二宮はそう思ってわずかに口元を緩めた。 「搭乗する騎は、泉、1号機―――」 手元の資料をよどみなく読み上げる。 「風間10号機」 「教官!」 そう言ったのは早瀬だ。 「なぜ、祷子……じゃない、風間候補生の騎だけ違うんですか?」 全員の視線が10号機に集まる。 そう。 確かにおかしいと思われて当然だと、二宮も思う。 10号機だけ、なぜか完全な単座騎だ。 その内部については、二宮も知らない。 ただ、生徒達の疑問に答えるという、教官の義務として、こう答えた。 「訓練騎はそう多くない。ベースとなる征龍は、いまだ一線で活躍中の騎であることを忘れるな」 騎体不足。 それで生徒達が納得したかはわからない。 恐らく、ないだろう。 「教官が同乗できないのは、風間候補生にとっては大変な負担だろうと思う。だが、シミュレーターの結果で判断する限り、貴様等の多くは、単座での演習参加は不可能ではないと判断されている」 「風間候補生に対する厚遇、そういうことですか?」 泉は冷たくそう訊ねる。 「そうですよ」 早瀬も食って掛かってきた。 「何か、祷子ばっかり大変じゃないですか」 「教官、真意はどのように?」 「近衛もまた、軍隊だ」 泉に対して、二宮は言った。 「そして貴様等は軍人のタマゴである。命令に従えばいい。戦場では、末端の兵士達の疑問に一々答えてくれる者なぞいない」 「……」 「……」 「搭乗は30分後、それまでに用を足しておけ。いいか?コクピットで漏らすんじゃないぞ?」 関係者との短い打ち合わせの後、二宮は生徒達の様子を見た。 泉はマニュアルを熱心に読み直している。 手にするマニュアルのボロボロぶりから、普段からかなり読み込んでいるのは間違いない。 他の連中は一塊りになって緊張をほぐすおまじないに熱中している。 オトコ達はそんな女達から離れ、熱心にメサイアの回りを行ったり来たりしている。 そして――― 「ん?」 二宮の目に止まったのは、祷子だ。 跪く格好で待機中のメサイア10号騎の前で、祷子はじっとメサイアを見つめていた。 いや、メサイアに微笑んでいた。 メサイアから聞こえるメカニカルノイズに一々答えているように頷いてすらいる。 「?」 巨人と会話する妖精のようにすら映る祷子に近づいた二宮が訊ねる。 「候補生。何をしている?」 「あっ、は、はい」 慌てて敬礼する祷子に、二宮は言った。 「敬礼しろといったのではない。何をしている?と聞いたんだ」 「あ、この子とお話を」 「この子?」 「はい。この子……10号騎です」 メサイアコントローラーや騎士の中には、メサイアを子供や娘、あるいは息子として位置づけ、「この子」と呼ぶ者が結構な数、存在するのは事実だ。 二宮もその中の一人。 見習いじみた格好付けのウソではないことは、祷子の眼を見れば二宮にはすぐわかった。 だから、訊ねた。 「何と言っていた?」 「はい。名前は“弥生(やよい)”ちゃん。お母さんが水城恵美子(みずしろ・えみこ)中尉だと」 「……」 二宮はポカンとした顔でもう一度、相手を見た。 空想癖でもあるのか? 本気でそう思ったからだ。 人間がメサイアと会話出来るはずがない。 出来るとしたら、それはメサイアコントローラーだけだ。 この子にその素質があるとは聞いていない。 「あの?」 祷子が不思議そうな顔を向けてきた。 我に返った二宮は、慌てて話を合わせるように、 「そうか。訓練で苦楽を共にするパートナーだ。仲良くしておけ」 そう言って踵を返す。 「はいっ」 明るい祷子の声は、背中で受けた。 わからない。 二宮は首を傾げながらCP(コマンド・ポスト)に入った。 何かがおかしい。 二宮はもう一度、資料を読み返した。 そして、見つけた。 「開発局の要請により採用?」 縁故採用はありえない。 あくまで実際の能力がモノを言うのが騎士の世界だ。 しかも、近衛関係者に知人がいる場合、関係者としてこの書類に載っているはず。 それが、一人として存在していない。 縁故の線は、ない。 「つまり―――」 開発局、何を? まとまらない考えを抱える二宮に、 「中佐」 背後から声をかけたのは、整備隊長だ。 「起動準備完了。メサイアコントローラー、配置に付きました」 「ご苦労―――あ、待て」 「はい?」 「整備隊長、10号騎については、何か知っているか?」 「?ああ。あの、開発局から回ってきた?」 「開発局から?」 「ええ。新型のテストベッドに使われた素体ですよ。何でも、空いたからって、訓練用に回してくれたとか。それが?」 「いや、いい。で?10号機の精霊体の名前は?」 「えっ?そういや、なんだったっけ?」 整備隊長は書類を引っかき回した。 「ああ。さっきのメールにあったな……」 「我々にも報告がないが?」 「そうなんですか?俺は整備上、必要かと思って、開発局の仲間に頼んで教えてもらったんですよ……これだ。えっと?」 二宮はその名を聞いた途端、凍り付いた。 何も知らないはずの風間候補生が語った名。 まさにその名が、整備隊長から聞こえたから。 「“弥生(やよい)”ちゃんですね。メインコントローラーとして登録されているのが、水城恵美子(みずしろ・えみこ)中尉。―――でも、この騎って、何の開発に使われたんだ?」 フィーッ フィーッ 「搭乗開始、5分前!各員備え!」 サイレンと共に周辺に響き渡るオペレーターの張りのある声。 それがなかったら何時間、凍り付いていたか、二宮にも答えはわからない。 10号機 風間祷子 すべては、これから知ることになるだろう。 そう思いつつ、二宮は訓練開始に備え、指揮を開始した。 一方、候補生達が危なっかしくコクピットに入る様子を、長野は複雑な顔で見ていた。 (最初なんだから、ベーススタンド位用意してやればいいものを) 「下見るなぁ……下を見るなぁ」 その長野の視線の先で、柏美晴は、半泣きになりながらメサイアの各部に取り付けられた足場を使って騎体によじ登っていた。 高校卒業したての18歳。 メガネをかけた、何の変哲もないオンナノコだと、自分ではそう思っている。 ただ、まだ花も恥じらう乙女にとって、コクピットまでの道のりは、それなりの驚異だった。 飛び跳ねれば一発だと体ではわかっている。 だが、高いところが苦手な美晴にとって、この飛び跳ねるというのがどうしても出来ない。 跳躍の訓練の時、いつも敵に会う前に悲鳴を上げるのは、美晴だ。 「ううっ……怖いよぉ」 何とか胸部までたどり着いた時には、隣の騎はエンジン音を変えていた。 なるべく最後まで下を見ずにコクピットに転がり込むことに成功した美晴は、隣の騎が何号騎だったかを思い出した。 1号機、泉騎だった。 「1号機、起動シークエンス開始……各部バランサーチェック……完了」 美奈代はコクピットで手際よく起動手順をこなす。 右翼騎士である厳格な父に育てられた、これまた厳格な子。 高校時代は風紀委員会で活躍していたというのが肯けるし、この経験から分隊長を任されている。 コクピットの各部にパワーが入り、モニターに外の風景が映し出された。 『MCより泉候補生』 コントローラールームから通信が入る。 「泉候補生」 『全天周囲モニターは切って下さい。使用は禁止されています』 「泉候補生了解」 泉は手元のパネルを操作してモニターを360度全周囲のそれから前面に限定されたものへと切り替える。 騎士の見るモニターはこの場合、全部で21枚。 メサイアの眼で見た光景が合成されて映し出される。 下手に足下が見えないだけ、美奈代はこちらのモードの方が好きだった。 視界の先に、美晴騎が映る。 彼女が全天周囲モニターに切り替えれば、気絶してるかもしれない。 「切り替え完了……」 そんな意地の悪いことを考えながら、次の手順に入ろうとして、泉は手を止めた。 モニターの一角に映し出されるのは、風間騎。 「……」 白を基調として、各所に黄色を配した色彩は、自分の騎と同じ。 ただ――― (なんで祷子だけ) そう思わずにはいられない。 こっちは複座。 むこうは単座。 単座の搭乗は、訓練過程でも後半だ。 まだ、中盤に入ったばかりだ。 しかも――― 「こら泉!」 後部座席に座った教官の怒鳴り声と一緒に、後頭部を激しくド突かれた。 ヘッドコントローラーの中に仕込まれたバーが後頭部めがけて飛び出してきたからだ。 「痛いっ!」 思わず悲鳴を上げる。 「さっさとやらんかぁ!」 「はっ、はい!」 泉は起動手順を慌てて再開しつつ教官に訊ねた。 「教官、分隊長としてお聞きします」 「む」 「風間候補生は―――大丈夫、なんでしょうか?その、単座で」 「コケても死にはしない……分隊全員でメシ抜き程度だが?」 「思いっきり、イヤなんですけど」 「お前がそう思うのも無理はないがなぁ」 島教官も祷子の悪評は聞いてはいた。 「あの子だろう?シミュレーションで万年ドンケツは」 「はい……脚部バランサー正常作動確認……1号機、起します」 グンッと来る不自然なまでの感覚が泉を包む。 「えっ?」 「引き上げすぎだ!バカモンっ!」 目の前のモニターに操縦権限が剥奪されたことを告げる表示が出、そして後頭部に激痛を感じた。 「す、すみませんっ!」 「ボンクラちゃんを笑っている場合じゃないぞ!」 教官に一喝され、泉は涙目で謝った。 「も、申し訳ありませんっ!」 「シミュレーターでボンクラちゃんは全戦全敗記録の持ち主だが、お前等候補生が知らないことが一つある―――シミュレーターで一番早くメサイアを立ち上げたのは、間違いなくアイツだ」 「えっ!?」 レコードは私のはず。 あの子は騎体エラーを引き起こして教官から大目玉食らっていたはずだ。 「あまりに早すぎる……初講習の時で熟練騎士以上の手早さで、だ。教官である俺達からすれば、シミュレーター側で、何かエラーが起きたと判断した位な」 「初耳です」 「当然だ。とにかく、いろいろ試した結果、俺達教官が出した結論はこうだ。 あの子とシミュレーターは相性が悪すぎる。 まぁ、結果としてお前達からボンクラちゃんなんてありがたくもない愛称を頂戴したのまではどうしようもなかったけどな」 「相性?」 「ニックネームのことさ」 「いえ、シミュレーターとの相性」 「ああ。知っているだろう? 騎と騎士には相性があるって。 ボンクラちゃんはより強くでるタイプみたいだな。 あろうことか、ボンクラちゃんはそれがシミュレーターで出た。 いや、相性が悪いのは、シミュレーターそのものではなく、この雛鎧であり、征龍だったことは確かだ。 そう判断するきっかけがこうだ。 シミュレーターとの相性問題は、ボンクラちゃんも気にしていたらしくてな。 あの子、休日指定日にシミュレーター動かさせてくれって、二宮さんに頼み込んだ。 整備連中、しかたねぇ。空いてるのはこいつだけだって、上級特殊訓練用シミュレーターに乗せてみたら、これがあっさり動かしたあげくが、レコード更新総なめだ。 あれはどこの上級騎士だって、みんなが驚いていたぜ?」 「まさか!」 「そのまさかさ。征龍の性能では、ボンクラちゃんの操作にはついていけない。 それがボンクラちゃんのシミュレーター上の成績不良を引き起こしていた。 分析結果として導き出されたのがそういう答え。 ―――俺は、そういうの、天才っていうんだと思うぜ?」 「……」 「ただ、天才ってのにも二通りある。泉が努力による天才なら、ボンクラちゃんは生まれつきってタイプだな」 「……」 「まぁ、お前のようなタイプの方が実績は残せる。生き残れるのは、運次第だが」 「それが、あの子が単座に乗せてもらっている根拠なんですか?」 「違う」 「どう?」 「あれは、乗っているんじゃない。乗せられているんだ」 「えっ?」 「詳しいことは知らん。ただ、あの子が望んであれに乗っているわけではないことは知っている」 「詳しく教えて下さい」 「出来るはずないだろう?」 島は言った。 「ここは軍隊だぜ?」 モニターを見つめながら、泉は唇をかみしめた。 「私だって―――っ!!」 さて。肝心の祷子だが……。 「うっわーっ!」 コクピットで感嘆の声を上げていた。 「わ、わ!シミュレーターとは全然違う!こ、これ、触っていいのかな」 祷子は感動と興奮に震える手で、恐る恐るコントローラーユニットに手を乗せた。 ふうっ。 全身がリラックスする。 不思議な安心感が祷子を包み込む。 「はぁっ……」 メサイアと一体になったようなこの感覚を表現する言葉を、祷子は思いつかない。 『風間候補生』 「は、はい!風間!」 祷子は、慌ててシートから起きあがってHUDに頭をぶつけた。 『起動開始して下さい。他の方はすべて終了しています』 「いたたっ……えっ?」 パッ。 無意識につけたモニターの向こうでは、神城三姉妹が同時に騎体を立ち上げるという離れ業を演じてのけていた。 「あら。さすがね。あの子達」 『風間候補生っ!』 耳がきーんっとするほどの大声がスピーカーから届く。 『何をしている!さっさと立ち上げんか!』 二宮からの罵声に近い命令だ。 「はっ、はい!風間候補生、10号機、起動開始します」 祷子は、目にも止まらぬ早業でコンソールを操作し、 「システム・オールグリーン、10号機、起こします」 『ち、ちょっと待ってください!』 MCからの止めが入ったのは、少し遅かった。 『コクピットの仕様が違うんです!説明を―――きゃああっ!?』 グンッと来る感覚を経て、10号機は立ち上がった。 仕様が違う。 つまり、全く特性が違うことを意味する。 全く慣れない騎体を動かすのは至難の業。 だからこそ、シミュレーターがある。 それなのに、10号機は、あっさりと、全く無駄のない動きで立ち上がった。 周囲で見ていた者達からも感嘆の声があがった。 「10号機起動完了。MCの……えっと?」 『水城中尉です』 「中尉、仕様、教えて下さい」 『もう、教えることないです』 「そうなんですか?。それでは、今日はよろしくお願いします」 『は、はい……もう止めたいんですけど』 「えっ?」 『なんでもありません。候補生、こちらの指示に従って行動して下さいね?』 「はい……あっ、それと」 水城は祷子の言葉に絶句した。 『弥生ちゃんにも伝えて下さい。一緒に頑張ろうって』 グゥオオオッ 一瞬、エンジンのトルクが高まった。 祷子がエンジンのスロットルを開いたのかもしれないし、そうではないのかもしれない。 ただ、水城はMCとして、その音がまるで祷子の言葉を喜んでいるように聞こえて鳴らなかったのは、事実だ。 「よし……これで全騎立ち上がったな」 二宮は無線機のレシーバーを掴んだ。 「各騎、これより作戦内容を伝える」
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そう。 第一分隊の逆襲が始まったのだ。 「下がれっ!」 プライドを傷つけられた彼らの手には今、エモノが握られている。 相手が女だあろうが情け容赦はないはずだ。 不運なことに、真っ先に襲われたのは美晴騎だ。 『―――ヒッ』 レシーバーに美晴が恐怖に息を飲んだ音が聞こえた。 「柏っ!死にたくなかったら戦えっ!」 『ヒッ……ヒャァァァァァァァッ!』 錯乱したような声と同時に、美晴騎が抜刀。 剣とシールドを装備する敵騎に突き技をかけた。 どうしても一番動きが鈍くなる腹部を狙った低めの一撃。 だが――― ガンッ! 美晴騎は突き技の体勢のまま、横に吹き飛ばされた。 『グウッ!』 「柏ぁっ!」 何が起きたか? 美奈代にはそれがわかった。 楯だ。 敵は、美晴の突き技と交差するように楯を繰り出し、丁度、片刃の剣の下へ楯を突き入れた。 そして、楯表面の丸みを利用して剣をそらせ、体勢を崩した美晴騎にショルダーアタックをかけたのだ。 普通なら剣やメイスの一撃が入る所。 もし、その普通が行われていたら、美晴は今頃、靖国行きの片道切符を手にしているだろう。 「べ、ベテラン並か!?」 どうする? その疑問に、答えが出てこない。 そんな美奈代の耳に通信機越しの声が聞こえてきた。 『前の雛鎧、泉候補生か?』 染谷だ。 「―――は、はい」 『どう?ハンデをあげようか?』 「それ、騎士道精神に則っているつもりですか?」 『ご婦人には親切にっていうのがモットーなんだ』 「一応、断っておきますが、今、候補生がブッ倒したのは立派なご婦人ですよ?」 『騎士である以上、全力でお相手するのが親切。違う?』 「詭弁を!」 『まぁ落ち着いて聞いて欲しい。泉』 「―――何だ」 『一対一(さし)で勝負しないか?』 「一対一(さし)で?」 『ああ。君が勝てば、部下に攻撃を止めるように言ってやってもいい』 「……貴様が勝ったら?」 本来なら、“候補生”とでもいうだろう。 だが、今の美奈代にとって、それさえ恐ろしく丁寧すぎる気がした。 『僕のモノになって欲しい』 「……」 『……』 「……」 『……何故、反応がない?』 「……は?」 『告白されて、反応がそれ?』 染谷の声は、明らかな落胆の色を含んでいた。 『か、かなり傷ついたけど……』 「ち、ちょっと待ってっ!」 美奈代は怒鳴った。 「い、今のどこが愛の告白ですかっ!」 『私のモノになれと言ったけど……え?ち、違うのか!?ダメなのか!?泉候補生には、これでいいって!』 『泉っ!』 息巻いたさつきが怒鳴った。 『こんなヤツのペットだかオモチャだか奴隷になったら、許さないからね!?』 「露骨に表現するなっ!」 『ど、どういう扱いがお望み?』 「完全無関係っ!」 『それは―――』 染谷は冷たく笑った。 『完全に嫌われているようだ』 「貴様を好きになる物好きがいるものですかっ!」 『なら、男らしく力ずくだな』 染谷騎が剣を抜いた。 模擬刀とはいえ、下手に命中すれば無事では済まない。 「っ!」 『第一分隊各騎、泉騎は私のエモノだ。手を出すな』 『了解っ!』 「“マスター”!」 “さくら”が言う。 「どうするの!?」 「やるしかないっ!」 美奈代は口ではそういいつつ、自問した。 どうやって? あんな器用な技をかけてくるヤツ相手にどうやる? 装備は剣―――長刀2本と短刀4本、そして楯。 MLは使用出来ないから――― 美奈代は即座に雛鎧の武装を頭に思い浮かべた。 ―――自分でも勝てそうな武装が、ない。 「祷子じゃないが、スペシウム光線くらい欲しいな」 「あれだって、殴ったり蹴ったりした後だよ?」 “さくら”が言った。 「よく知っているな」 ん? 殴ったり、蹴ったり? ―――そうか。 ガンッ 美奈代は突然、剣を鞘に収めた。 「“マスター”!?」 「泉候補生!?」 “さくら”と牧野中尉がほぼ同時に驚きの声を上げた。 「戦闘放棄か?」 後ろで教官が呆れたような、見下げたような声を上げた。 「それとも、本気でベッドの中に戦場を移す気か?」 「……剣が必要ないだけです」 美奈代は言った。 「剣では勝てませんが―――せめて五分まで!」 美奈代は雛鎧のシールドだけを構えた。 「泉」 そんな美奈代に、教官は鋭く言った。 「戦いは―――甘くないぞ?」 無論、戦っているのは美奈代ばかりではない。 この状況下で、第一分隊相手に五分以上に渡り合っているのは――― ギインッ! 「―――ちいっ!」 鋭い舌打ちと同時に、宗像は騎を急速後退させた。 「あれをしのぐか!?」 恩田騎には、数回に渡ってダメージを与えている。 だが、その全てが致命的なダメージとはなっていない。 打ち込み時のパワーの程度がまるでわからず、攻撃がどうしても中途半端になってしまうのだ。 「本気で潰し合いになるとは思えないが―――」 目前の幻龍は、すでに肩部装甲を吹き飛ばされ、それでも剣の正眼に構えている。 「―――気に入らないな」 「宗像候補生っ!」 MC(メサイアコントローラー)の当麻中尉からだ。 「間合いを正確にとってください。突っ込みすぎです!打ち込みが負けてます!」 「了解!」 汗ばむ手でコントロールユニットを握りしめた宗像の目前で、早瀬騎が突入した。 「早瀬っ!」 「このぉぉぉぉっ!」 さつきは一気に恩田騎に襲いかかった。 先程の攻撃で、楯はすでに吹き飛ばされている。 防御が装甲しかない。 それがむしろさつきをふっきれさせていた。 シールドマウントが破損した左腕で剣を掴み、飛びかかりざまの一撃。 それがようやく恩田騎に命中した。 「やった!」 ドギィィィィ!! コントロールユニット越しに伝わる衝撃に、さつきは歓声をあげた。 「致命傷じゃありませんっ!」 MCの武藤中尉からの警告より早く、さつきは動いた。 恩田騎からの足を狙った一撃。 それを地面に剣を突き立てることで凌いださつきは、左腕の剣を恩田騎に突き立てた。 左肩にめり込んだ剣。 恩田騎が大きくバランスを崩し、よろめいた。 「このっ!」 ガインッ! 体がとっさに動き、シールドのエッジが恩田騎に叩き付けられた。 恩田騎はそのまま横倒しになり、ぴくりとも動かない。 「宗像っ!」 さつきが宗像の助太刀を求め、わずかに視線を恩田騎からそらした瞬間。 ビーッ! 鋭い警告音がコクピットに響き渡った。 敵、接近の警告音。 「―――えっ?」 それはわずか数秒にも満たないわずかな時間。 ほんの一瞬といえる出来事。 それなのに――― 「しまった!」 数は向こうの方が上。 一騎にこだわっていると、他の騎に襲われる! それを完全に忘れていたさつきは、側面から迫り来るモニター一杯に映し出される敵騎の姿を、呆然と見つめるしかなかった。 「早瀬っ!」 早瀬騎が東騎のシールドアタックに突き飛ばされた。 シールドアタックは模擬戦でも最大レベルのダメージを与える危険な技だ。 ―――教官が何とかしてくれるだろう。これが模擬戦でよかった。 宗像は舌打ちしつつ、どこかでその言葉、模擬戦という言葉に甘えている自分に気づいた。 確かに模擬戦だ。 だが、第一分隊がそれで手加減してくれるほど甘くないことは、経験が実証済みだ。 勝てる自信はないが、それでもやれないことはない。 宗像の中で、何かがそう囁いていた。 対峙する敵は、あの恩田だ。 「レズの分際でっ!女の分際でぇっ!」 恩田は警告音が鳴り響くコクピットで顔を真っ赤にして怒鳴った。 「この俺に、どこまで恥をかかせるつもりだぁっ!」 迫り来る宗像騎。 恩田騎は逆襲に出た。 宗像の初手を下に構えた剣でうち払い、振り下ろして勝敗を決めてやるっ! ガンッ! 互いのパワーに任せた一撃がぶつかり合い、あとは力押しだ。 ギギギギキッ! あちこちの関節から悲鳴が上がる。 「パワーは“幻龍(げんりゅう)”の方が上なんだよ!」 恩田は口元を歪に歪めながら思った。 後はパワーで押し切ればいい。 パワーで勝てるんだから―――!! 一方、 「バカめっ!」 宗像騎のブースターが光り、宗像騎は斜め後ろへ急速後退をかけた。 力の押し合う相手が突然いなくなった恩田騎が前につんのめった後、すぐに宗像騎に迫る。 「お見通しだ!」 宗像は突っ込んでくる恩田騎に完全に合わせて動いた。 ブースターの加速にまかせて接近する恩田騎が上段から振り下ろした一撃を宗像は、ブースター操作だけで難なくかわし、体を入れ替える要領で、恩田騎の背後に回った。 「しまった!」 焦る恩田が反転するより早く――― 「ふんっ!」 宗像は恩田騎を突き飛ばし、騎体を急旋回させた。 ガンッ! 急旋回で回した雛鎧の左脚部が幻龍の頭部に命中し、頭部装甲がパーツをまき散らしながら吹き飛ぶ。 「回し蹴りだと!?」 後席の教官が驚きの声を上げたのを無視した宗像は、即座に恩田騎に斬りかかった。 人間同士なら脳しんとうの一つも引き起こしているだろうが、相手はメサイアだ。 装甲が少し吹き飛んだ程度でどうこうなる相手ではない。 地面に背から落ちた恩田騎は、ぴくりとも動かない。 宗像は、その恩田騎に止めを刺すべく、剣を構えた。 ブンッ! 先に動いたのは、恩田騎だ。 突然起きあがった恩田騎の横薙ぎの一撃は、胸部を押さえつけるために上げられた宗像騎の右脚部を切断。左脚部に半ばめり込む形で止まった。 「―――しまっ!」 宗像はバランスを崩して倒れる騎の中で、剣を逆手に持ち直すべくコントロールユニットを操作した。 モニターに、急接近してくる“幻龍(げんりゅう)”がズームで映し出されるのを、宗像は祈るような気持ちで睨み付けた。 「こいつらっ!」 実際、第一分隊の3騎のうち、もっとも苦戦を強いられたのは、東候補生が駆るA騎だ。 東が接触した3騎―――神城三姉妹騎は、完全に相手を翻弄していた。 東は、時間と共に焦りすら感じていた。 問題は、3騎の連携攻撃。 1騎が引くと見せかけて、他の2騎が動く。 かと思えば、3騎同時に撃ちかかってくる。 「こんな連携プレー、教本にもないぞ!?」 「双葉!行けるよ!」 東騎を狙い通りの場所に追いつめた一葉が言った。 「ここなら!」 『うんっ!』 『お姉!やっちゃおう!』 双葉・光葉共に損傷は軽微。 対する敵は、関節各部の発熱が激しい。 自分達が敵を追いつめているのは間違いない。 何より、敵をここまで追いつめた。 そこは山の切り立った斜面。 東騎は後退が出来ない。 そこまで追いつめたのだ。 後は――― 「奥の手、いくよ!」 一葉の号令で、3騎の雛鎧は一斉に東騎へ襲いかかった。 「ばかなっ!」 東だけでなく、後席にいた教官までもが、思わずそう怒鳴った。 3騎同時に襲われたことは山ほどあるが、これは初めてだった。 それは、3騎の機動。 完全にシンクロしているとしか思えないほど、一糸乱れぬ連携攻撃。 熟練の騎士を3人集めてもこうはなるまい。 それを、初めてメサイアに乗った三人の騎士がやってのけている? そんな馬鹿な! 東が応戦するより早く、3騎の剣の切っ先は、エモノを捕らえていた。 「宗像騎、マーカーBを撃破」 牧野中尉からの報告に、美奈代は心が躍った。 しかし――― 「宗像騎、行動不能」 「早瀬は!?」 「―――マーカーC、来ますっ!」 残るは目先の一騎のみ。 一騎でも助太刀が欲しい。 それが美奈代の本音だ。 残されたのは、風間騎だけ。 風間騎はとてもではないが投入できない。 美奈代自身、何度風間に救援を求めようと思ったかわからない。 だが、教官も搭乗していないような風間騎。 あのシミュレーター訓練万年ドンケツの風間騎。 とてもではないが、時間稼ぎ程度しか出来まい。 だから、美奈代は祷子に救援を求めなかった。 その美奈代の視界に、染谷騎が襲いかかってきた。 「どうするんだ!」 引きつった声の教官の声に、美奈代は答えた。 「格闘戦ってのは、剣だけでやるもんじゃありませんっ!」 美奈代は雛鎧の左腕を大きく振った。 「“さくら”っ!シールドをパージ!」 「はいっ!」 「泉っ!?」 「死人は黙っていて下さいっ!」 バンッ! 楯のマウントラックに取り付けられていた爆破ボルトが作動し、雛鎧の腕から楯が離れた。 腕を振る遠心力が、雛鎧を離れる楯に伝わり、楯はすさまじい勢いで染谷騎めがけて飛んでいく。 美奈代自身、それが命中することなんて考えていない。 ただ、つけいる隙を作りたかっただけだ。 わずかな機動で避けた染谷騎。 そこに隙なんて見いだせない! 「泉っ!後退しろっ!」 教官は怒鳴った。 「染谷は並じゃないんだ!」 「誰だろうと!」 今や雛鎧は丸腰だ。 誰の目にも、雛鎧の敗北は明らか。 それでも、美奈代は戦うことを諦めようとすらしない。 その美奈代の目前で、幻龍が、高々と剣を振り上げた。 「―――いけっ!」 それこそ、美奈代が待っていた瞬間。 美奈代は雛鎧を幻龍に向けて備えた。 轟音と振動が世界を支配する。 「……」 その支配から解放された島教官は、自分の乗る騎に何が起きたか、一瞬わからなかった。 目前に大映される幻龍の姿。 そして――― 「ど、どういうことだ?」 戦況モニターには、 マーカーC。 つまり、染谷騎が擱座したことを告げる表示が点滅しているし、前席では、“さくら”が飛び跳ねて勝利を喜んでいた。 教官は、戦闘記録を呼び出した。 モニターに、雛鎧のとった機動が映像として表示された。 染谷騎の一撃をかわした雛鎧は、その懐に飛び込み―――。 「足払いかけて投げ飛ばしたぁ!?」 その通りだ。 雛鎧は、胸ぐらのかわりに装甲を掴み、脚払いをかけると、柔道技で組み伏せたのだ。 その結果――― 彼の目前のモニターには、大地に大の字にねじ伏せられ、右肩を破壊された幻龍の姿があった。 信じられない。 教官は愕然として首を左右に振った。 幻龍と征龍では、性能的に差が歴然としている。 プロレスラーと子供のケンカといえば言い過ぎだが、そう言いたくなるほど、彼我の戦力差とはそういいうものなのだ。 それなのに――― 「性能差は理解していました」 美奈代は教官に言った。 「だから―――逆にそれを利用しました」 「利用?」 「柔術は、相手の力を利用するのが原則。そうおっしゃったのは、教官ご自身では?」 柔術教官を兼ねる彼は、言葉を失った。 あれは、白兵戦になった時に備えるもの。 それは確かに、自分の思い込みだ。 メサイアで技をかけるなんて、考えつかなかったのは、もしかしたら自分の限界なのかもしれない。 島教官はそう思った。 「倒した後、戦闘能力を奪うために敵騎の右肩を破壊。現在、敵は擱座―――状況、敵、戦闘不能と判断……よくやった」 教官は教え子の成長ぶりを実感し、涙混じりの声で言った。 「よくぞここまで成長した!」 「―――恐縮です。教官」 美奈代は右手を挙げた。 「何だ!」 「吐く許可を下さい」 「よし!」 教官は力強く頷いた。 「外に出て吐きまくれ!一生分吐いてこい!」 装甲キャノピーが開き、外気と共に太陽光がコクピットを照らし出す。 コントロールユニットを押し上げた美奈代が、口元を抑えながらコクピットの外へはい出すのを、教官は感慨深げに見つめた。 「かく言う俺も、初陣の時、“ミンチの出来損ない”みたいな敵兵の死体を見て、一生分吐いた!」 腕組みをしながら、教官は何度も頷きながら続けた。 ヴッ……ゲボッ……ゲッ……。 コクピットの外から、美奈代の吐く音が聞こえる。 “さくら”が心配そうに、サバイバルキットの中から水を取り出し、その後に続いた。 「あの時、一生涯分もどしちまった結果、頭脳と胃袋を分離する術を覚えたんだ!貴様ここで吐ければ一人前だ!」 吐くだけ吐いた美奈代は、あちこちで候補生達が似たような格好でへたばってるのを見た。 吐くのは情けないとは思いながらも、それでも自分だけでないというのが、美奈代の羞恥心を抑えてくれている。 「失礼しました」 美奈代は教官に詫び、口元を抑えながらコクピットに戻った。 「今晩、飲むか!」 「……私、未成年です」 「私、飲みたい!」 “さくら”が言うが、 「ガソリンでも飲んでろ!このチビ!」 ギャーギャー始まった痴話喧嘩を無視して、美奈代は部隊内通信を開いた。 「こちら1号機、泉だ。各騎、応答しろ」 『宗像だ―――大破。本当に行動不能』 『ううっ……痛たたっ……9号、早瀬、中破判定』 『8号騎、都築だ』 「あんたは戦死」 『ひでえな!』 『7号騎、山崎です―――小破判定』 「動けるか?」 『可動です。すみません―――気絶してました』 「いい。後で医療班の診察を受けろ」 『3号騎、柏。判定大破……くやしぃぃぃぃっっ!』 「それでいい。神城」 『5号騎、双葉。戦闘継続可能。騎体はぎりぎり小破。4号騎、6号騎共に!』 「よくやった―――風間」 応答が、ない。 「風間?」 戦況モニターに映し出されているはずの風間騎の姿が、ない。 「風間!」 「1号騎、島だ!」 島教官も、事態の異常さに気づいたらしい。司令部へ呼びかけてくれている。 「風間騎から返答がない!そちらで把握しているのか!?」 「可動各騎!戦闘態勢維持!“さくら”!風間騎を探して!」 美奈代はそう命じた。 「3キロ後方、山の向こうで戦闘音がするよ?」 “さくら”はそう答えた。 「戦闘音?」 「うん」 “さくら”は首を傾げながら言った。 「でも、ヘンなんだよ?」 「何がだ」 「山の向こう、何も効かないの。レーダーも赤外線も」 「?」 「絶対、ヘン」 美奈代は地図を開いた。 「……日村?」 聞いたことのない地名が、そこには表示されていた。 「これで終わったはずです!」 その頃、司令部では、二宮が士官に食って掛かっていた。 相手は黒服―――左翼大隊だ。 「我々に科せられた任務はあくまで模擬戦で!」 「そりゃ、あんたに科せられた任務が、でしょ?」 そう言ったのは、その中で唯一、一般士官向けの制服を着た男。 やる気があるのか疑わしい顔つき。 軍人らしからぬ猫背。 だらしない昼行灯みたいな男。 だが、その胸に鈍く輝く部隊章は“特別高等管理局”―――別名“特高”の所属を示している。 近衛全軍の情報統括管理を任務とする部隊。 兵士達にはそう認知されてはいるが、それはあくまで一般論の話で、二宮達上級将官にとって、“特高”はそんな甘い組織ではない。 近衛の情報機関というより、近衛の“秘密警察”というべき存在だ。 情報管理から内部粛正まで、その血なまぐさい行動は、決して表には出てこないものの、普通の神経を持つなら、絶対に関わりたい相手ではない。 しかも、二宮は、その持ち主が誰か知っている。 後藤中佐。 特高に属しつつ、実戦部隊の幹部まで兼ねる厄介者だ。 「こっちにはこっちの仕事があるの。わかる?」 「しかし!」 「メサイア全騎に測定装置つけてここいら動き回らせたのも、そのためだもの」 「なっ!」 二宮はとっさに後藤に掴みかかろうとして、長野に肩を押さえられた。 「いやぁ―――ここで演習してくれて助かったよ」 「してくれて?」 二宮は冷たい視線を後藤に投げかけた。 「演習“させた”の間違いでは?……つまり、この騒ぎはあなたの仕業ではないのですか?後藤中佐」 「おろ?わかる?」 「―――っ!」 「まぁまぁ」 後藤は両手を二宮の前で軽くふりつつ、無抵抗の意志を示す。 「こっちは一般人。あんた騎士。わかる?」 「―――で?」 二宮は怒りで肩を振るわせながら言った。 「ここに魔族でもいるというんですか?」 「ご明察」 「―――っ!?」 「ああ。その可能性有りってことで、万一に備えたらメサイアが一番いいって言うのが、上の判断なんだよ」 「上?司令部がですか?」 「―――そこは聞かない方がいいよ?」 まるでチェシャ猫さながらの笑みを浮かべる後藤に、二宮は言葉を詰まらせた。 「……まぁ、妖魔だか妖怪だか、そういうのは、エラーイ学者先生に聞いてよ。アフリカや南米で暴れている分、こっちは敵としか見てないから」 「そんないい加減な!」 「戦車と装甲車の違いみたいなもんさ―――多分ね」 後藤はテーブルに腰を下ろし、懐からタバコを取り出した。 「禁煙です」 「厳しいのね」 しぶしぶタバコを戻した後藤が言った。 「何しろ、遙ちゃんの“第三眼(サードアイ)”すら逃げちまう厄介もんだ」 後藤の目が変わった。 その場にいるだけで相手をすくませるほどの威圧感。 二宮は正直、押された。 「約20メートル越えるバケモノが10匹―――そんなものが市街地にでも入り込んだらどうなる?」 「で、ですけど―――!」 「偶然、開発局がβ騎を1騎、こっちに回してるって聞いたし、それでなくてもαメサイアが他にも10騎近くだ―――よほどの作戦でもなければ動員出来る規模じゃないでしょう」 「……それは」 αやβといった聞き慣れないメサイア呼称に二宮はどう返答していいかすら迷う。 「それをこの辺縦横に移動させた―――結果は良好。後は」 「……風間候補生に」 「そのための子でしょう?」 「あの子はヒヨコです!」 二宮は怒鳴った。 「今日、生まれて初めてメサイアに乗ったばかりの!」 「……」 「……」 二宮と後藤の視線が交差した。 「……だから?」 「えっ?」 「初めて乗ったから―――何?」 「ですから」 「メサイア乗って、妖魔とまともにぶつかった経験があって、なおかつ生き残った奴らなんて、「天皇護衛隊(オールドガーズ)」に何人かいるだけ―――でもね?」 立ち上がった後藤が、二宮の肩に手を置いた。 「それじゃ、困るんだ」 「まるで」 肩に置かれた後藤の手を見ながら、二宮は言った。 「妖魔と……この日本で戦争になる。そう、言われている気がします」 「もう、そろそろだろうさ」 後藤は何でもない。という顔で言った。 「左翼騎士はそのための存在だ。帝国はしこたま弾薬に資源、必要なモノはアフリカの一件よりはるか前から買いあさっているさ」 「……な、なら」 「だが、それだけじゃ足りない。大型の妖魔を人間サイズの魔法騎士だけで相手するのは荷が重すぎる―――意味はわかるでしょ?」 「近衛の方針に対し、一介の軍人である私が異議を唱えるつもりはありません」 二宮は答えた。 「ただ、そんな戦闘を、候補生一人に―――私の生徒(ヒヨコ)にやらせる。それが、個人的感情として、納得できないだけです」 「個人の感情は関係ないけどね……」 後藤は二宮の肩から手を離した。 「気持ちはわかるよ?」
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更新日時 2013年11月06日 (水) 20時59分43秒ページを編集 ヴァルキリースカート アイテム名 素材 習得ランク 備考 ヴァルキリースカート ゴッドカシミア(2) クイーンジェル(1) かみのもと(1) ゴッド 裁縫・服 プレイヤーLv 80 女性専 防御 55 魔法防御 60 うん+6 追加可能な素材と効果 素材名 N品 N品と神玉 +品 +品と神玉 炎水土風のマナ 虹のマナ 魔防精錬の石 防御精錬の石 りんごアップリケ 運 +1 ようせいアップリケ 賢さ +1 へいしアップリケ 丈夫さ +1 ゆうしゃアップリケ 集中 +1 おひめさまアップリケ SP回復速度 UP かいぞくアップリケ 器用さ +1 ドラゴンアップリケ 力 +1 おうかんアップリケ HP +10 かみさまアップリケ GM時間 UP ↑ クルトラのブラウスでの物。後々確認後訂正していきます ↑ 神玉ランダムで付いた効果の報告 名前 神玉ランダムで付いた効果 うん(+6)、素手攻撃ダメージUP -- あおこ (2013-11-06 20 59 43) ・毒にならない・最大HP+10 -- あおこ (2013-10-01 11 40 27) ちから+6・じょうぶさ+4・かしこさ+4/+6・しゅうちゅう+2/+4・きようさ+4・うん+2/+4・防御力+5/+10・魔法防御力+5/+10・毒になりにくい・ねむりにならない・マヒにならない -- はるか (2013-09-29 07 56 45) 上へ
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244 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 22 02 35 ID /JjSD24k0 投下乙です。 井伏さん、ろくなことしませんね。全く。 それにしてもさくっと殲滅しちゃう中隊長とオルトルさん素敵です。 245 :陸士長:2007/01/26(金) 22 28 02 ID cSQpgbMs0 投下お疲れ様でした。 退場しても尚足を引っ張りますか。 その内、余所でまたやらかした挙げ句窮地に陥り現地の自衛隊や関係者に見捨てられそうな。 何となく、コミック版の皇国の守護者の若菜中隊長(故)をイメージしますね。 殺戮された流民達に合掌。 ひでぇ……けど、しょうがないですよね。 246 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 22 36 58 ID 7mhmSsMQ0 ちぃ! 広がって布陣してやがる。 ……一割も使っちまったじゃねえか。弾は高いんだぞ。 と、言ったところでしょうか 247 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 22 58 01 ID 3E6MwjNA0 投下乙です。 この井伏さんの罪状は何なんでしょう? 外患誘致? 外患援助? いや、よくは知らないんですが。 248 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 23 04 01 ID qtXhKDJs0 …いや、でも、これトンでもない遠方での泥沼の紛争一直線だわな アフガンかベトナム並にきつそうだよorz 249 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/26(金) 23 12 02 ID 9WJysmHw0 松型も奇想兵器的な発想ですが 戦闘機みたいな外部増装タンクを曳航していくという 対処ができれば長距離派遣が楽になるかも もちろん戦闘時には切り離して自動自沈 超音波リモコンで浮上&自爆機能があれば言うことなし 昔潜水艦でオイルタンクを牽引するという 試案があったので不可能じゃないと思いますが(苦笑 250 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/27(土) 04 27 39 ID KU8QS5YM0 井伏さん えーと、無能な働き者は(ry 253 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/27(土) 17 36 49 ID mI.Gq2O6O 252 元の世界も含めてって事です。そして、ひらがなは日本発祥の文字 264 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/27(土) 23 30 11 ID 7mhmSsMQ0 自分は漢字のほうがいいな。というか、隣のなんちゃって三国志どもが煩いからひらがなにしてると思ってたけど、違うの? 278 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/28(日) 14 13 01 ID bJFcWGuQ0 171氏、投下乙です。 無法な相手に下手な温情かけるよりは徹底的に潰しといた方が 原理原則にのっとっている分、ブレがなくて諸外国にも理解しやすいでしょうね わけわからんヒューマニズムふりかざしても 相手側や諸外国に理解されないでしょうね reden氏、投下乙です。 さぁモラヴィアの終焉が始まりましたね。 理解できない事を責めるつもりはございません。 粛々と粛清を受け入れてくださいw 277 同志ジーグ ぶっちゃけ過ぎだww 283 :名無し三等陸士@F世界:2007/01/30(火) 02 22 11 ID vXvj408E0 171氏、投下乙です。 井伏君を外回りの仕事に出すのが間違ってますねー。しかも一人で。 上に誰か抑える人がいれば何とかなるんだけど。 009式装輪装甲車が一応、実戦配備されてるなら、 機動戦闘車もセットで配備されるかな。MBTの定数外というのは良いですね(苦笑) これでも一式中戦車よりは、堅いだろうし。 reden氏、投下乙です。 ザカリアス軍は逃げ切れるのでしょうかね。 ソ連側は敵を追っ払った後は、被害地域の処置と調査、偵察活動ですか。 292 :107 ◆OZummJyEIo:2007/01/31(水) 22 41 46 ID Nz0LbtT60 真面目に看板変えようかとか思いつつ(お と云うか、次回は相当先になります。 私がネット環境から切り離されてしまいますので。 そゆう訳で、余り期待せずにお待ちになって戴ければ幸いですm(_ _)m 244 人権の概念も、状況によっては変わってくる訳ですし。 ぶっちゃけ、侵入された側からすれば強盗集団ですんで>自警団 245 自分に酔っていると云う意味では、若菜中隊長は凄く似合ってます。 名前変えたい位に(爆 後、殺戮されたのは流民じゃ無いです。 れっきとしたガァバン王国の国民です。 がしかし、武装して勝手に人の領土に押し入ってきた強盗集団です。 まぁ、平成日本やザベィジは公式には“流民と思しき武装集団”を殲滅したとしてアナウンスするでしょうね、確かに。 246 逃げてくれれば一番に楽だったのになぁ~とか、そんな感じです(苦笑 247 国内向けの法律じゃないですね。 特殊派遣法、正式には「特殊状況ニ於ケル公務員ノ国外派遣ニ関スル法案」に基づいています。 具体的には“派遣先には迷惑掛けちゃ駄目よ”な条項ですね。 248 それは無いかと。 侵攻では無く、撃退ですので。 周辺国の対日、対ザベィジ感情は悪化するでしょうけども。 249 松型に関しては補給艦の整備で対応となると思います。 諸々と考えたのですが、国内の造船業界の保護の必要性、と云うか、建造途上で売却先が消滅してしまった諸船舶の身請け先が必要となりましたので。 新規なシステムを開発するよりも、単純な力押しで対応すると云う。 後、曳航だと速力とかに問題が出そうですんで、どうにも、ですね。 250 ちゅるせ! 253 一応、本文の通りの理由です。 雅さでは、ひらがなも良いのですが、帝國海軍への郷愁と云う面でですね(苦笑 264 国内の軍事アレルギーやらも理由かと。 278 多分に私宛ですよね?? 兎も角、ヒューマニズムだけで渡っていける程に世の中は甘くないよねーとか、そんな感じで(苦笑 外交的にも、原理原則を護る方が、相手からの信頼も受けやすいでしょうし。 283 井伏に関しては、ひとえに人手不足の深刻さが原因かと。 >機動戦闘車 19年度の予算案からも見ての通り、凍結でやんす(笑 昔は私も装輪装甲車厨(※一応はまぁ、装軌装甲車の補完戦力として、前線外での歩兵の安全な展開用としてですが)だったんですがね。 機動戦闘車はどうにも逝けません。 プラットフォームとして不安定な装輪式駆動に大口径砲。 オマケで多分装甲は薄い(不整地の走破性能を考えると、そうならざる得ない)ともなると、防衛白書の様な形での運用は自殺行為ですから。 仰られる通り一式中戦車よりは硬いやもしれませんが、現代戦では脆弱の一言で切って捨てられるでしょう。 F世界での運用を考えると、威力や携帯出来る弾数の問題から、中口径砲の方が使い勝手が良いでしょうし。 ぶっちゃけ、装軌のIFVを量産した方が便利ですよ、きっと。 そゆう訳で、Type107Worldでの日本自衛隊が装備する装輪は009式でシリーズで打ち止めです、きっと。
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Last Update 2012/08/04 22 23 01 《バルキリー》 属性 赤 移動色 ●●●● 攻撃 13 能力 [戦闘時]発動そのターンにテレポート移動を行っていた場合に、攻撃値に12をプラスする レア UC 種族 精霊 耐久 15 一度でもそのターンにテレポートしていれば攻撃値25をたたき出すアタッカー。 特にテレポートデッキでなくともテレポートという移動手段を利用することが多いため、大抵のデッキに入りうる汎用性がある。 移動値も2色4マスと高性能なので、テレポート手段が多めに入っているデッキになら違和感なく採用できるだろう。 なお、テレポート1回で攻撃値25という数字は他のテレポート回数参照系カードの指標となる。 唯一イラストチェンジが2種類あるカードで、通常版と合わせて3種類の絵柄がある ▲ 名前 コメント
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Last Update 2012/08/16 21 55 44 《バルキリー燕》 属性 赤 移動色 ●●●● 攻撃 13 能力 [戦闘時]発動モンスターカードを[戦闘支援]カードに使用できるあなたと対戦相手の[戦闘支援]カードが同属性の場合、両者の[戦闘支援]カードを無効化し、攻撃値が3倍になる(秘技 燕返し) レア VR 種族 精霊 耐久 17 使用した戦闘支援カードが両者とも同属性であれば両方とも無効化し、代わりに自身の攻撃値を3倍にするというユニークな能力(以下燕返しと表記)を持つ。 これは戦闘支援魔法であっても例外ではないため、状況次第では勝ち確定を作り出せる。 ただし基本攻撃値は13とかなり低いので育成や戦闘支援による補助はほとんど必須と言える。 育成なしだと燕返しが発動した場合の攻撃値は39なので、支援なしでも耐久値が40以上になるモンスターに対しては分が悪い。 また、相手からすると下手に支援を使って燕返しを発動されると被害が大きくなるため支援を使用しない傾向にある。 そのため、燕返しを発動できなければ勝てないような戦闘は仕掛けない方が無難だろう。 相性のいい支援としては《アンデッドソード》があり、相手が戦闘支援魔法ならば燕返し、支援モンスターでも耐久値上昇や避けには勝てる。 ただし、スタック速度の関係で《かすめ取り》と《封じ込め》に対しては燕返しを発動できないので注意が必要。 《背水の陣》ならば両方に対応できるため一緒に採用するのも良いだろう。 侵略においては非常に強力だが防衛時には逆に燕返しを狙われるため戦闘支援を活用できないことが多い。 それでも基本耐久値が17と高めで、燕返しが発動すれば相手の支援を無効化できるためオーバーキルはされにくい。 また、《封じ込め》を使用すると対戦モンスターの戦闘時発動能力無効化と燕返しを両立することができる。 その場合、《封じ込め》の耐久値+3は発動しないため未育成だと撃破されることも少なくないが、逆に育成してあれば非常に強固になる。 短所もあるが長所の方が大きく、移動値も4あることから気軽に採用できる優良カードだ。 ちなみに《カードブレイク》が赤属性以外を対象とした能力なのはこのカードのせい。 相手が赤属性モンスターでどちらかが《縛りの呪い》を使用した場合の能力無効化や燕返しの関係は《封じ込め》と同じ。 ▲ 移動4で防御17とスタッブスポークの餌としても最上級。バルキリーレーナ形無しである。 - 名無しさん 2010-10-25 16 15 46 名前 コメント
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】八星之紋章交換のおすすめ交換キャラ - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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Wikiペディキュア! - ビューティ特集 | SPUR - SPUR.JP パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース Wikipediaで「ヒト」を象徴する画像が、タイの男女に決まるまで 5年の激論を経て選ばれた「1枚」の物語 - WIRED.jp
https://w.atwiki.jp/wolfbaneserver/pages/31.html
ヴァルキュリア ヴァルキュリアは瞬間火力に長けているクラスです 対象の半径3マス以内にエンティティが存在しない場合水蓮掌の最終ダメージが爆増する 先日のパッシブリメイクの恩恵もちゃっかり受けたクラス 水蓮掌は非常に強力だが現環境最高武器はマナ確保が厳しくDPSは控えめ DPSの7割くらいは水蓮掌 パッシブスキル(レベル毎) 最大HP +2 最大マナ +5 攻撃力 +3 クリティカルダメージ +6% スキル攻撃力 +80% 長所 乗算である雷血斬所持クラス 水蓮掌による圧倒的バースト力 短所 水蓮掌を所持している為、それ以外のダメージが低め スタートラインに立つには25万SPが必要 狩り効率がゴミ パーティプレイでは水蓮乗らずゴミ スキル スキル名 最大レベル スキル効果 レベル毎上昇値水蓮掌 250000 ヴァルキュリア本体 これを振り切らなければヴァルになれない ダメージ+185コスト+0.1雷血斬 1000 次の一撃のダメージを増加し周囲の敵にダメージを与える ダメージ+5.2%連鎖ダメージ+27コスト+15百鬼夜行 99 タイミングよくわからないけどうまく使うと雷血斬のダメージが跳ね上がる ct0.5秒短縮
https://w.atwiki.jp/sinkaimk/pages/34.html
名前 イメージ 進化段階 コスト スキル:ステータスUP グラディエーター ☆ 28 --剣闘士の誇り--誇りにかけた勝利宣言。自身の攻撃力200%アップ/開戦時20% カンフーマスター ☆☆☆☆ 28 --発動--気の流れを操る。自身の攻撃力200%アップ/開戦時20% スパークリング ☆ 21 --パーティタイム--特製ワインでパワーアップ!自身の攻撃力200%アップ/20% シーサー ☆☆☆☆ 28 --サーターアンダギー--名物を食べて元気倍増。自身の攻撃力200%アップ/開戦時20% 指揮者 ☆☆☆☆ 28 --マーチングタウト--士気を上げる音楽で効果アップ!全体の攻撃力25%アップ/5% ドラゴニュート ☆☆☆☆ 29 --竜化--竜の姿に変化する。自身の攻撃力200%アップ/窮地20% リャナンシー ☆☆☆☆ 28 --Mの真髄--痛めつけられると興奮する。自身の攻撃力300%アップ/窮地20% スノーボーダー ☆☆☆☆ 28 --ジャンプトリック--自由自在のジャンプ技!自身の攻撃力200%アップ/20% ソーマ ☆☆☆☆ 28 --秘酒ソーマ--活力を与える霊酒。自身の攻撃力300%アップ/20% 名前 イメージ 進化段階 コスト スキル:ステータスDOWN 木枯らし ☆ 28 --身斬り風--身の切れるような寒冷風。敵全体の防御力25%ダウン/10% レオ ☆ 26 --ジャングルロア--咆哮で敵を戦慄させる。敵全体の防御力25%ダウン/5% デルフィナ ☆☆☆☆ 26 --超音波--超音波で敵を攪乱する。敵全体の攻撃力25%ダウン/5% ハーフエルフ ☆ 23 --あわれみ--涙目で敵の憐みを誘う。敵全体の攻撃力25%ダウン/5% 名前 イメージ 進化段階 コスト スキル:回復 リトルターキー ☆☆☆☆ 28 --ローストターキー--クリスマスのご馳走で満腹。全体の兵士を30%回復/10% ルーレット ☆☆☆☆ 28 --ココモベット--勝利必至の必勝法で体力回復!自身の兵士を50%回復/15% ラブエンジェル ☆☆☆☆ 28 --ラブチョコシャワー--降り注ぐ愛の力で回復。単体の兵士を50%回復/15% 聖女 メラニッペ ☆☆☆☆ 28 --ハートフルチャーチ--聖女が作りだす癒しの空間。全体の兵士を30%回復/10% 宅配屋 ☆☆☆☆ 28 --まごころ特産品--特産品のお届けでパワー回復!全体の兵士を30%回復/10% ミリオネア ☆ 27 --ノブレスオブリージュ--ばらまく金に兵たちが群がる。全体の兵士を30%回復/10% マーメイド ☆ 25 --珊瑚の杖--杖の力で癒しを与える。単体の兵士を50%回復/10% 農婦 ☆ 24 --収穫--獲れたて農産物でほっこり。単体の兵士を50%回復/10%